航空・宇宙、自動車、医療の各分野で、高強度・高品質なボルトや、精密加工部品を開発から一貫生産、販売。

自動車・一般産業 研究・開発

たゆまぬ挑戦 自動車・一般産業

エンジン用高強度ボルトの量産化

1980年代の自動車のエンジン開発はハイパワーを追求しており、その成立のために高強度ボルトを開発してきました。
当然高強度ボルトにとって重要な遅れ破壊特性評価やそれに起因する製造上の因子の高度な管理の上で実現しています。
そして今、世界的にも実績の無い領域の高強度ボルトの開発に成功、高強度ボルトへのこだわりを具体化しました。

低炭素ボロン鋼の実用化

現在では標準的なものになりつつありますが、高価な添加金属を使用せず廉価なボロンで強度を出す製品開発です。これにより材料コストの約30%削減が可能になりました。
レアメタルに頼っていた性能を製造工程での特性因子を厳しく管理しカバーすることで高い信頼性を実現しています。

塑性域締付けの普及

締結試験をはじめとする様々な評価を通じて、高強度ボルトの性能を限界まで引き出す塑性域締結法を提案。
それによる締結体のダウンサイズ(軽量化)を数多く手がけ、その普及に大きく貢献しています。

構造体締結用アルミボルトの実用化

従来の鉄鋼製ボルトと同じ箇所、同じサイズ、同じ本数で置き換えができるアルミボルトの開発に挑戦、国産でいち早く実用化しました。
自動車の軽量化に大きく貢献しています。

いま100年に一度という変革期を迎えている自動車産業ですが、新経済発展国の台頭が目覚しく、世界需要は今後も増す一方です。
あわせて地産地消の観点からグローバル規模での生産シフトが進んでいます。
同時に環境に対する取り組みも避けては通れず、日本における環境技術開発への役割は大変重要です。

メイラの輌機技術部門は、これからの更なる環境性能向上のニーズに対し、高強度材料、製品開発技術・塑性加工、熱処理、表面処理等の加工技術・評価技術に裏付けられた顧客満足度の高い製品の提供、課題題決のための技術提案、そして更なる高い次元への技術向上に挑戦することで、自動車産業により一層貢献していきます。

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